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自賠責保険の解約

廃車買取の際には自賠責保険の解約も忘れずに

廃車買取は、自動車の廃車を無料で行ってくれ、または有償で買い取ってくれると最近非常に話題になっています。本来自動車を廃車にする場合にはその手続きが面倒な上、手数料もかかり、また自動車をスクラップにするための費用も掛かるものです。したがってこれらをただで行ってくれる、または有償で買い取ってくれると聞くとそれだけで得をした様な気になってしまうものです。しかし実際には、さらにお金が戻ってくる可能性があります。それは保険や税金の払い戻し金です。

自動車を廃車にした場合には、自賠責保険や自動車税が還付される場合があります。これは自動車を廃車した場合に保険や税金の期間満了までの期日が残っている場合に戻ってくるものです。しかし、自賠責保険の場合にはその手続きが多少面倒なので注意が必要です。

廃車買取で業者に委託した場合、その手続きは通常業者がすべて行います。その為、業者では自動車の廃車手続きを行い、その際に登録事項証明書、または解約自由証明書というものを運輸支局で取得し、保険会社に提出することで保険の解約をすることになります。これは自賠責保険は加入が義務付けられているため、自動車を廃車にしたという証明がないと解約できないためです。

しかし、この手続きは運輸支局で有料で証明書を発行してもらい、保険会社に提出するという手間が有るため、業者によってはこの手続きを行わずにそのままになっている例も少なくありません。また自賠責保険が掛け捨ての強制保険と言うことも有り解約払戻金があるという事を知らない人も多く、手続きが行われないことも有るので注意が必要です。

自動車税についても同様です。自動車税は3月末の時点で自動車を登録している人に対して、その税金を課税する仕組みを取っているため、一年単位で支払うものと決められています。しかし、実際には12カ月単位で課税され、年度の途中で自動車の登録を抹消した場合には残りの分の自動車税は戻ってくることになっています。しかし、このことを知らない人も多く、悪質な業者はこの事実を伝えずに買取をしたり、またはこの払い戻し分も含めてと称して買取金額に含めてしまうことがあるので注意が必要です。

自動車を廃車にする際には、全てを業者任せにせずに、自分で廃車の方法や手続きについて確認しておくことがとても有効です。この上で、不明なところは業者に確認するように擦ることが大切です。その質問に対して明確に答えられなかったり、あいまいにするような業者はトラブルを起こす可能性が高いので、避けた方が良いでしょう。